新川森林組合

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魚津の水環境の 根っこを守る

 木を植え育て、伐採して利用する。そして最後には土に還す。かつての里山では人々は森林を中心とする循環型の生活を営んでいた。その結果、森や里山は程よく若返り、水の調整弁として働いた。扇状地は肥え、田畑に恵みを与え、川が運ぶ微生物が栄養となり、漁場を育て、大きな産業循環をもたらしてきた。
 ところが今、この循環が危機に瀕している。石油中心の生活と長引く木材価格の低迷により、多くの森林が放棄された。このままではいずれ土地は痩せ、富山湾の生態系にも影響するかもしれない。そうなる前に、もう一度地域を巡る輪を蘇らせたい。
 新川森林組合では、森林資源を「地消できるバイオマス資源」の源として捉え直し、山から海まで産業が循環する協力体制を作ろうと試みている。そのために、多くの人に山の恵みを知ってもらいたい。まずは魚津の里山を歩き、間伐材で工作を楽しみ、山の幸を味わうところから。自然の循環の中にいる自分たちを意識するとき、ふたたび輪がつながるかもしれない。

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地元市民にもあまり知られていない新川森林組合の加工場は最高のロケーションに位置する。きのこ・山菜狩りはスタッフが同行してくれるので、初心者でも安心。オリジナルのコースターを作ることもできる。お子様の参加も可能なので、ぜひ親子で体験してください。

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内容
きのこ・山菜狩り
椎茸原木打ち(2年後に採集)
間伐材を使ったコースターづくり
受付期間:春・4月〜6月、秋・10月〜11月(要予約)
※2人以上で参加をご希望される場合は、追加人数分の料金が必要です。

新川森林組合<木材加工場>
富山県魚津市石垣2-1
TEL. 0765-23-4711
FAX. 0765-23-4710
www.niikawa-shinrin.or.jp/

里山を再び人の手に


木材価格が低迷し、森林所有者の意欲が低下している中、森林の価値を高め、所有者に還元が行き渡るために、森林組合は何ができるのだろう。
 組合員の所有する山林の共同管理で集約化を図り、計画的な森林整備と高性能林業機械の導入により素材生産コスト削減に取り組む。木材加工場では、伐った材を有効活用するため、レーザー加工機導入や、家具制作等、付加価値の高い製品づくりにも取り組んでいる。
 かつて、森と人が密接に関わり合って生活してきた魚津の里山を、新たな価値観の下、再生させる。最新の技術と効率化は、そのための大きな力となると信じている。